【英検の合格基準】英検合格のための合格ライン(合格基準)は?必要な点数(スコア)は?CSEスコア導入前と後で詳しく解説。

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英検を受けるにあたり、自分が受ける級に「どのくらいの人が受かるのか」という合格率や「どのくらい点数を取れば受かるのか」という正答率、合格ラインは気になるものですよね。

しかし、英検の合格率や正答率について調べようとすると、なかなかデータが出てこないのが実状です。

それもそのはず。英検では、2016年度以降合格率を公表しておらず、その実態は謎に包まれているのです。

また、同年から導入された「英検CSEスコア(英検公式HP)」という独自の採点基準により、英検のスコア計算の方法もガラリと変わってしまいました。
そのため、合格ライン(合格点)がわかったとしても、「具体的に何問正解すれば合格なのか」という合格に必要な正答率が判然としない状態です。

そこで今回の記事では、公式には明かされていない英検の合格率について、過去のデータをもとに信憑性のある数字としてご紹介しています。
また、合格に必要なスコア(点数)についても、CSEスコア導入の前と後でどう変わったか、詳細に説明させて頂きます。

この記事を読めば、英検に臨む下準備は万全です。
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英語学校アルプロス
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1.  英検各級の合格人数と合格率 1次試験

英検では、2016年度以降は合格率に関するデータが公表されておらず、最新の合格率については不明な状況が続いています。
とはいえ、検定とは一定の能力水準を保証するものであり、もし過去と現在とで難易度や合格率を大きく変更したとしたら、級取得の意味が薄れ、検定として成り立たなくなってしまいます。
そのため、非公開となっている2016年度以降についても、合格率は大きく変わっていないと考えて間違いないでしょう。

そのため、ここでは公表されている2008~2014年度のデータ(2015年度は合格率のみ公表のため割愛)をもとに、各級ごとの合格率やその他の特色を分析していきたいと思います。

1.1 英検1級

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実施年度志願者数(人)合格者数(人)合格率(%)
201424,8282,58210.4
201326,4542,73810.4
201226,5182,64410.0
201125,9992,4879.6
201026,4762,3188.8
200926,7752,3999.0
200826,5262,4009.0
1級は国内外で資格として高く評価されており、入試優遇・単位認定・海外留学などに活用できます。
英検最上位級ということもあり、他の級と比較して明らかに志願者数、合格者数ともに少ない印象。社会生活で求められる英語に対する十分な理解が問われます。
英検全体の受験者数は年々増えている中で、次の準1級と並び、1級はほぼ一定の推移。
合格率も10%前後が維持されており、現在もこの傾向が続いていると見て良さそうです。

英検1級の詳細ページはこちら

1.2 英検準1級

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実施年度志願者数(人)合格者数(人)合格率(%)
201470,26910,75115.3
201372,34611,04215.3
201269,43110,45815.1
201171,02410,27414.5
201073,47110,55614.4
200972,36710,60014.6
200871,53310,16614.2
おおよそ大学中級程度とされる、1級に次ぐ高レベルな試験。
入試や単位認定での優遇措置はもちろん、教員採用試験での加点があるなど、英語で仕事をしていく人には欠かせない肩書きとなります。
受験者数は例年7万人前後と英検全体のシェアからすると少なく留まっており、1級と同じく限られた人が受験する級という印象が強いことが窺われます。
合格率も15%前後で安定しており、難易度の高い試験であることがわかります。

英検準1級の詳細ページはこちら

1.3 英検2級

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実施年度志願者数(人)合格者数(人)合格率(%)
2014320,80180,52125.1
2013318,13383,22726.2
2012309,49677,34725.0
2011302,80376,24825.2
2010305,96076,21825.0
2009308,81480,26926.0
2008312,03472,82323.3
高校卒業程度の英語力が問われる試験で、志願者平均約30万人と、1級・準1級と比べて受験者ボリュームが大幅に増加していることがわかります。
大学入試での加点評価、単位認定などもあり、非常に人気の高い級であることが窺えます。
合格率は25%前後。10人中7人は落ちる計算なので、やはり難易度の高い試験だと言えます。

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1.4 英検準2級

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実施年度志願者数(人)合格者数(人)合格率(%)
2014511,501182.60635.7
2013526,715189.18935.9
2012506,255181.24935.8
2011495,817178.76236.0
2010487,987171.41235.1
2009484,781173.89535.9
2008503.638187.51237.2
志願者平均は約50万人と、2級より20万人も多くなっています。
最も人気のある3級と、入試などでの実用性の高い2級との橋渡し的存在となる級です。合格率は例年36%前後。
高校中級程度の難易度と言われており、高校生はもちろん、中学生でもしっかり対策を取れば合格できることから、広く人気のある級であると言えます。

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1.5 英検3級

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実施年度志願者数(人)合格者数(人)合格率(%)
2014688,272375.79754.6
2013657,833351.42153.4
2012654,931362.08255.3
2011653,871337.46151.6
2010646,732343.71853.1
2009637,213343.92654.0
2008661.798357.03953.9
志願者数は約65万人。2011年度以降は大きく増加傾向にあり、英検全体の受験者数が増えている現在、更に増えていることが予想されます。この級を目標とする人も、この級から受験し始める人も数多い、英検全体の人気を牽引する存在です。
合格率は約54%前後の推移。過半数が合格する計算ですが、当然しっかり勉強しなければ受からないので注意が必要です。

英検3級詳細ページはこちら

1.6 英検4級

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実施年度志願者数(人)合格者数(人)合格率(%)
2014410,316284,75969.4
2013444,473311,66570.1
2012443,988309,76069.8
2011441,287308,45569.9
2010449,223320,52571.4
2009440,310311,45370.7
2008469.819331,82070.6
次の5級と並んで、英検の登竜門的位置づけの級です。5級より一段上の内容が問われ、中学中級程度のレベルだとされています。
中学生の実力確認はもちろん、学習の早い小学生の受験率も高いのが特徴です。
合格率はおおよそ70%ほど。10人中7人が受かる計算ですが、当然しかるべき対策が必要です。
次の5級とともに、合否は一次試験(リーディング・リスニング)だけで計測され、二次試験であるスピーキング試験は任意参加となります。ライティング試験はありません。

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1.7 英検5級

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実施年度志願者数(人)合格者数(人)合格率(%)
2014299,753245,79782.0
2013309,764255,16282.4
2012308,779256,13583.0
2011308,625254,58682.5
2010308,432256,15883.1
2009292,599241,16382.4
2008306.745259,32984.5
はじめての英検にうってつけの、英検で最も易しい級です。
レベルは中学初級程度で、英語の学習を進めていく上で必須となる初歩的な知識が問われます。
合格率は例年83%前後と、高い水準で推移しています。
4級と同じく、5級もリーディング・ライティングの2技能のみで合否が決まり、スピーキング試験は任意参加となります。ライティング試験はありません。

英検5級詳細ページはこちら

1.8 英検各級の合格率予想

英検1級~5級までをまとめると、2008~2014年各級の合格率の平均は以下の通りとなり、現在実施されている最新の英検も、大筋同様の合格率であることが予想されます
予想合格率
1級10%
準1級15%
2級25%
準2級36%
3級54%
4級70%
5級83%

2.   英検各級の1次試験合格ライン(合格基準)と2次試験(スピーキング)の配点と合格基準スコア

現在の英検では、各技能の配点が均等なものとなっており、たとえば3級であれば、リーディング550点・リスニング550点・ライティング550点・スピーキング550点の計2200点満点で測定されます。
そのうち、リーディング・リスニング・ライティングの3技能は一次試験として、スピーキングは二次試験として測定されるので、そのそれぞれに合格基準スコアが設定されています。

各級の技能ごとの配点と、合格基準スコアは以下の通りです。

2.1 一次試験合格ライン(合格基準)

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リーディング配点リスニング配点ライティング配点合計スコア合格基準スコア
1級85085085025502028
準1級75075075022501792
2級65065065019501520
準2級60060060018001322
3級55055055016501103
4級5005001000622
5級425425850419
※4級、5級の一次試験ではライティングは課されておらず、リーディング・リスニングの2技能のみが測定されます。

2.2 二次試験(スピーキング)の配点と合格基準スコア

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配点(点)合格基準スコア(点)
1級850602
準1級750512
2級650460
準2級600406
3級550353
4級500324
5級425266
4級、5級の場合、二次試験であるスピーキングテストは受験者全員が受けることのできる任意参加の試験となっており、級の合否には影響しません。

3. 英検CSEスコア導入による、合否判定への影響

英検では、2016年度から新しい採点基準として、「英検CSEスコア(英検公式HP)」を導入しました。

これは、国際基準規格であるCEFR (Common European Framework of Reference for English)に対応する尺度として英検が開発したユニバーサルなスコア尺度です。

ここでは、CSEスコアが導入されたことによって、英検の合否判定にどのような影響が生じたのかを確認していきます。

3.1 影響① 4技能がバランス良く測定されるようになった

CSEスコア導入以前の英検では、一般的な試験と同様に、得点が設問ごとにあらかじめ決められていました。
その内訳はリーディング51点、リスニング34点、ライティング14点(スピーキングは二次試験のため除外)といった具合に、技能ごとに差別化されたものでした。

その結果、たとえばライティングが苦手で0点だったとしても、リーディングとリスニングで合格点に届けば合格できるといった事態が生じてしまい、アンバランスな英語力でも級取得ができてしまっていました。

しかし、英検CSEスコア導入により、問題数の多い技能は1問あたりの配点が低く、問題数の少ない技能は1問あたりの配点が高くなり、それぞれの技能の評価バランスが平等なものとなりました。

その結果、以前とは違い、それぞれの技能のバランスが重視される採点方法となり、たとえ1つの技能が突出していたとしても、他の技能もバランス良く取れていなければ合格することができなくなりました

3.2 影響② 各設問の配点が、受験回ごとに変わった

英検CSEスコアでは、各回の全答案を採点した後で、統計的手法を用いてスコアを算出しています。
これにより、一部の受験者しか正答していない正答率の低い設問の配点は高く、ほとんどの受験者が正答している正答率の高い設問の配点は低く設定されるようになりました。

その結果、各設問の配点が受験回ごとに変わってくるため、「どの設問が何点」といった形で計算することができなくなりました。

現在の英検においては、自分が受けた回のスコアを自己採点で確認することはできませんので、注意が必要です。

4. 英検に合格するためには、どのような対策が必要か

以上見てきたように、CSEスコアが導入されたことにより、英検で合格するためにはリーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能でバランス良く得点することが必要不可欠です(4級・5級はリーディング・リスニングの2技能)。

独学での英語学習となると、どうしてもリーディングに偏ってしまいがちなので、積極的にリスニング・ライティング・スピーキングについても学習を進めることが肝要だと言えるでしょう。

中でも、ライティングとスピーキングについては、マークシート式の客観問題ではないこともあり、独学ではなかなか効率的に勉強がしづらい技能です。
可能であれば、英会話スクールやコーチングを利用し、自分以外のプロの目によるチェックを受けることをオススメします。
教室に通うのが難しかったり、外出が難しいような場合には、オンラインでのサービスもありますので、そちらを利用してみるのも手段の一つです。

5. 英検を取得して、確かな英語力を身に着けよう

いかがだったでしょうか。

近年の英検は合格率などの詳細が公表されておらず、英検CSEスコアの導入により、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能について、まんべんなく得点しなければならなくなりました。

これらは一見、試験としての不透明性が増したように見えるかもしれません。しかし実際のところは、より実用的な英語力を測定するためのアップデートだと言えます。

「英検取得の目的は、単なる資格取得ではなく、確かな英語力の獲得にある」
そのように高い意識をもって考えられる人にとって、現在の英検を受験することは非常に大きなメリットをもたらしてくれるはずです。

今回ご紹介した情報を参考に、自分のニーズにあった英検の取得を目指して頑張りましょう。

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