【英検】準1級試験概要とレベルを分かりやすく解説 2級との比較

英検準1級は、問題構成・レベル・今までの級との違いを明確にしたうえで努力を重ねたら必ず合格できます。また英語力としては、現地の外国人の方とスムーズにやりとりが交わせるレベルにまで上達しています。
ちなみに日本で英検準1級は大学中級程度と示されていますが、これは、英語を専門に習っている学生に対して
大学中級程度と定めている認識です。

皆さんは、英検準一級は

「留学先で友達を作り、ぺらぺらと喋れたらすごく楽しそう。」
「将来は英語教師になりたい。」
「映画を英語音声、日本語字幕にした時におおよその内容は分かりたい。」
「英語で歌を作りたい。できれば海外の人が良く使う言い回しとかも入れたいな。」

これは、英検準1級を取得する理由の一部にすぎませんが、準1級まで取りたい人には、それなりの明確な動機が存在すると思います。

今回は、そんな方々のために英検準1級の試験概要とレベルの違いを英検2級と比較しながら詳しく解説していきます。
具体的には、

①英検準1級試験概要と2級との違い
②準1級レベル面の違い(2級と比較)

の2点についてお話をしていきます。

この記事を読むことで、英検準1級と2級の違い、レベルの差をまず明確にできます
また学習すべき箇所、自分の英語レベルの把握にも役立ちます。

1.  英検準1級試験概要と2級との違い

英検準1級試験概要

筆記(90分)/リスニング(約30分)

測定技能 形式・課題 形式・課題詳細 問題数 問題文の種類 解答形式
リーディング 短文の語句空所補充 文脈に合う適切な語句を補う 25 短文/
会話文
4肢選択
(選択肢印刷)
長文の語句空所補充 パッセージの空所に文脈に合う適切な語句を補う 6 説明文/
評論文など
長文の内容一致選択 パッセージの内容に関する質問に答える 10
ライティング 英作文 指定されたトピックについての英作文を書く 1 (英作文なので問題文はない) 記述式
リスニング 会話の内容一致選択 会話の内容に関する質問に答える (放送回数1回) 12 会話文 4肢選択
(選択肢印刷)
文の内容一致選択 パッセージの内容に関する質問に答える(放送回数1回) 12 説明文など
Real-Life形式の内容一致選択 Real-Life 形式の放送内容に関する質問に答える(放送回数1回) 5 アナウンスなど

引用: https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_p1/detail.html

英語での面接(約8分)

測定技能 形式・課題 形式・課題詳細 問題数 解答形式
スピーキング 自由会話 面接委員と簡単な日常会話を行う 個人面接:面接委員1人( ナレーション、応答の内容、発音、語い、文法、語法、情報量、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度などの観点で評価)
ナレーション 4コマのイラストの展開を説明する(2分間) 1
受験者自身の意見を問う質問 イラストに関連した質問に答える 1
受験者自身の意見を問う質問 カードのトピックに関連した内容についての質問に答える 2
受験者自身の意見を問う質問 カードのトピックにやや関連した、社会性のある内容についての質問に答える 1

引用: https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_p1/detail.html

英検準1級試験構成面(2級との違い)

①リスニングのPart3がReal-Life形式の問題

準一級になってから初めて登場する問題になります。では、実際にどんな問題か例を見てみましょう。
例)Part3
‟(G) No,25 Situation: You recently moved abroad from Japan with your son. You are looking for a school less than 30 minutes’ walk from your home. A counselor tells you the following.

Questions: Which elementary school should you choose?

1 Bioshop.
2 Williams.
3 Thatcher.
4 Johnson. ”(2020年度 第1回英検準1級)

引用https://eslclub.jp/wp/wp-content/uploads/post/1211/1536634081.jpg

まず特徴としては、5問しかありませんが、1問2点で得点源になるパートです。
問題が始まる前の10秒間は、印刷されている文章や質問を読む時間が与えられています。
その後放送が流れます。Real-Life形式とだけあるので、お店や公共施設でのアナウンスなどです。また今までと違い、周りの人の声や雑音なども混ぜられており、その場所でアナウンスの放送を聞いているような感覚になります。
放送の後は、答えになる選択肢を選びおしまいです。

今までとは違う形式の問題ですので、慣れも必要ですが、問題文の先読み→答えとなる箇所をの待ち伏せて放送を聞く→大切なポイントをキャッチ→回答する。
この流れで放送を聞いていく訓練が必要です。

 

二次試験はパッセージの音読が消え、4コマストーリーを展開する問題に重きが置かれる。

今まで二次試験では、問題カードの音読や、パッセージに関する質問が行われていましたが、準1級からはいきなり1分のthinking time後に4コマイラストについてのストーリーを話していきます。

またIf you were the woman (man) のように、もしあなたが、その人の立場ならどうする?や今後この問題はどうなっていくと思いますか?など

ある程度社会問題や時事問題に関する知識、そして自分なりの考えを持ち合わせておく必要があります。

●準1級 レベル面での違い(2級と比較)

①語彙問題のレベルが飛躍的に高い
レベルがあがった理由としては、2級までは、約5100語で良かったものの準1級からは約8000語まであがります。

ちなみに留学を視野に入れている方は、ネイティブの外国人との会話なら準1級レベルの単語はよく耳にします。ですので、覚えたら覚えるだけ相手の言っている意味も分かりますし、会話もスムーズに展開できるので、特に留学をお考えの方は、外国に行った時に役に立つという気持ちで一つずつ覚えてみてください。

②リスニングと長文の量が多い

リスニングでの会話量がかなり増えていたり、長文も目を通した瞬間多いなとギャップを感じることが多いと思います。
リスニングは一度しか放送されませんので、もうそろそろ終わりかなと気を抜いていると
聞き逃すこともあるので集中力を持って挑みましょう。

長文とリスニングを解く際にはパラフレーズ(言い換え表現)について意識しましょう。
例えばリスニングの音声で

They are not at all happy with the delivery dates
(彼らは、配送日時に関しては全く嬉しいと思っていません。)

と聞こえたとしましょう。

そしたら選択肢の答えは、

They are not satisfied with the dates of receiving their orders.
(彼らは、注文の受け取り日時に関しては満足していません。)

かなり直訳しましたが、この2つが同じ意味を言っていると分かりますか?このように準一級レベルになると聞こえた単語がそのまま答えになることはまずないです。必ず言い換え(パラフレーズ)されることが多いので、単語の類義語、同意語は必ず知っておきましょう。

③英検準一級を持っているメリット

【高校生】
大学入試のセンター試験で英語の点数がかなり優遇される。
大学によっては、センター試験の英語を100点満点扱いにしてくれる大学もあります。

【留学を希望する方】
海外でコミュニケーション(特に日常会話や、電話、メールのやりとり)において困ることはほぼありません。
また留学先の語学学校などにおいては、クラス分けの際にトップレベルのクラスに英検準一級レベルなら入れることが多いです。またトップクラスで他国から来た留学生は、語学学校→大学進学と考えている人も多いです。

時々、留学先でもクリアでない発音をする人や、授業で専門すぎるトピックを話された時は対応できないかもしれませんが、「どういう意味?」「別の言葉で例を出して言ってみて。」などの英語は確実に話せるので、最終的には理解もできるでしょう。