TOEIC S&Wについて ~英語力をアウトプットする~

TOEICには“Listening & Reading Test” と“Speaking & Writing Test” があるのはご存じでしたでしょうか?
前者はインプット、後者はアウトプットをメインとするテストになります。

英語は知識として蓄えているだけでは意味がありません。
現代では多くの場面でインプットしたものをアウトプットすることが求められます。

そこで今回は英語を「話す」こと、「書く」ことでアウトプットする能力を測るテスト、“TOEIC Speaking&Writing Test” について簡単に解説します。

1.  TOEICとは?

TOEICとは、“Test of English for International Communication” の略称であり、その名の通り英語コミュニケーション能力を幅広く評価する世界共通のテストのことです。
TOEICは大きく2種類に分けられ、英語を「聞く」能力、「読む」能力を測るテストが“TOEIC Listening&Reading Test”であり、英語を「話す」能力、「書く」能力を測るテストが“TOEIC Speaking&Writing Test”です。

2. TOEIC基本情報

問題数 : 19問(Speaking11問、Writing8問)
制限時間: 約80分(Speaking約20分、Writing約60分)
試験方式: パソコンとヘッドセットを使用
スコア : 400点満点(Speaking200点、Writing200点)
受験費 : 10,450円(税込)
テスト開催頻度: 年間24回(毎月土曜または日曜の午前・午後に1回ずつ実施)

また、TOEICには公開テストIPテストの2種類があります。

3. 問題形式

スピーキングセクション

PART NAME OF EACH PART パート名 評価基準 問題数
1 Read a text aloud 音読問題 ・発音
・イントネーション
・アクセント
2
2 Describe a picture 写真描写問題 上記に加えて
・文法
・語彙
・一貫性
1
3 Respond to questions 応答問題 上記に加えて
・内容の妥当性
・内容の完成度
3
4 Respond to questions using information provided 提示された情報に基づく応答問題 上記の事柄全て 30
4 Propose a solution 解決策を提案する問題 上記の事柄全て 1
4 Express an opinion 提示された情報に基づく応答問題 上記の事柄全て 1

ライティングセクション

PART NAME OF EACH PART パート名 評価基準 問題数
1 Write a sentence based on a picture 写真描写問題 ・文法
・写真と文章の関連性
5
2 Respond to a written request Eメール作成問題 ・文章の質と多様性
・語彙
・構成
2
3 Write an opinion essay 意見を記述する問題 ・理由や例を挙げて意見を述べているか
・文法
・語彙
・構成
1

4. スコアについて

Speaking Testにおいて解答はデジタル録音され、ETSONE(Online Network for Evaluation)に送信されます。各受験者の解答は、ETS公認の採点者によって採点されます。Writing Testも同様に解答はすべてETSのONEに送信され、ETS公認の採点者によって採点されます。いずれも統計的に処理され、スコアを算出します。

スコアはProficiency Level Descriptors(能力レベル別評価)においてSpeaking Testでは8段階Writing Testでは9段階で評価されるほか、Speaking TestではPronunciation(発音)、Intonation(イントネーション)とStress(アクセント)においてHIGH, MEDIUM, LOWの3段階で評価されます。

また、国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)によると、スコアの平均はSpeaking Testが約125.8点、Writing Testが142.1点となっています(2019年6月)。就職などで企業へアピールする際にはそれぞれ110点がボーダーラインと言われていましたが、ここ最近の平均点を下回る結果はあまり良い印象を与えることができません。履歴書などに記入するためには平均点はもちろん、さらに外資系の企業や海外赴任のある企業においてはSpeaking Testで160点以上、Writing Testで170点以上は目指したいところです。